2014年01月10日
変わりたい方へ おすすめ絵本
1月21日(火)10:00~11:00
rokuさんの絵本カフェサークル
詳細はコチラから→★

絵本を違った視点で深読みすると
子どもとは違うおもしろさがあります。
『たまごにいちゃん』

たまごにいちゃんは、本当はもうたまごから出ていないといけないんですが、
まだたまごのからをつけたままです。
たまごにいちゃんは、ずーっとたまごでいたいと思っていました。
「はやく おおきくなるといいわね。」というおかあさんに、
「いいえ。ぼくはこれでいいんですよ、おかあさん。」
なぜかというと・・・いつでもおかあさんに温めてもらえるからなのです。
ところがある日、ぶたの鼻の穴に入ってしまったたまごにいちゃんは、
ぶたがくしゃみをした拍子に飛ばされて・・・
「くしゃ」と、たまごのからが割れてしまいます。
朝になると、思ったとおりからはばらばら。
「うーん、こうなってはあきらめるしかない」
たまごから出たたまごにいちゃんに、おかあさんやおとうとは・・・?

大きくなりたいけど、まだまだ甘えたいっていう子どもの目線。
早く殻を破ってなんでもできるようになって欲しいとういう親の目線。
でも、焦らなくても自分の力で殻を破ってちゃ~んと成長していくんですよね。
また違った目線でみると、
たまごは自分自身。
たまごのままでいること、
今の環境を維持することはとっても安心だし、楽なこと。
新しい環境へ飛び込んでいくのは
勇気もいるし、面倒くさかったりもする。
でも、たまごのままだと状況は何も変わらない。
思いっきってたまごの殻を破ってみると
今までと違う景色がみえたり、発見したり、
案外、わくわくして楽しいことが待っている。
こんなふうに一冊の絵本からいろんな角度で
読んでいくとおもしろいですよね。
絵本カフェサークルでも、こんなふうに深読みして
ワークもしていきますよ

たまごにいちゃん、
子どもにも読み聞かせながら大人目線でも読んでいます

Posted by 69roku at 16:02│Comments(0)
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